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初春 (初春型駆逐艦) : ミニ英和和英辞書
初春 (初春型駆逐艦)[はつはる]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はつ]
  1. (n,adj-no,n-suf) first 2. new 
初春 : [はつはる, しょしゅん]
 【名詞】 1. early spring 2. New Year
: [はる]
  1. (n-adv,n-t) spring 
: [かた]
 【名詞】 1. mold 2. mould 3. model 4. style 5. shape 6. data type 
駆逐 : [くちく]
  1. (n,vs) extermination 2. expulsion 3. destruction 
駆逐艦 : [くちくかん]
 【名詞】 1. destroyer 
: [かん]
  1. (n,n-suf) warship 

初春 (初春型駆逐艦) : ウィキペディア日本語版
初春 (初春型駆逐艦)[はつはる]


初春(はつはる)は、大日本帝国海軍駆逐艦#達昭和7年8月pp.7-9『達第百六號 艦艇製造費ヲ以テ昭和六年度ニ於テ建造ニ着手ノ驅逐艦三隻潜水艦二隻水雷艇二隻掃海艇二隻敷設艇一隻ニ左ノ通命名ス|昭和七年八月一日 海軍大臣岡田啓介|驅逐艦 佐世保海軍工廠ニ於テ建造(昭和六年五月起工ノモノ) 初春ハツハル|浦賀船渠株式會社 子日ネノヒ|佐世保海軍工廠ニ於テ建造 若葉ワカバ|潜水艦 呉海軍工廠ニ於テ建造 伊號第六十八潜水艦|神戸三菱造船所ニ於テ建造 伊號第六十九潜水艦|水雷艇 舞鶴要港工作部ニ於テ建造 千鳥チドリ|藤永田造船所ニ於テ建造 眞鶴マナヅル|掃海艇 藤永田造船所ニ於テ建造 第十三號掃海艇|大阪鐡工所ニ於テ建造 第十四號掃海艇|敷設艇 石川島造船所ニ於テ建造 夏島ナツシマ』〕〔#海軍制度沿革(巻8、1940)p.209『◎驅逐艦初春外二隻伊號第六十八潜水艦外一隻水雷艇千鳥外一隻掃海艇第十三號外一隻敷設艇夏島命名ノ件』〕。
一等駆逐艦初春型の1番艦である〔#艦艇類別等級表(昭和16年12月31日)p.8『驅逐艦|一等|初春型|初春、子日、若葉、初霜、有明、夕暮』〕。この名を持つ日本海軍の艦船としては神風型駆逐艦 (初代)初春に続いて2隻目〔#幕末以降帝国軍艦写真と史実p.93『神風型【三等驅逐艦】(略)初春 起工38-11-11 進水39-5-21 竣工40-3-1 建造所川崎造船所』〕〔#幕末以降帝国軍艦写真と史実p.161『初春型〔六隻〕 艦種一等驅逐艦 艦名考気象等に採る。 初春(はつはる)【二代】 初春 起工昭和6-5-14 進水8-2-27 竣工8-9-30 建造所佐世保工廠』〕。
== 艦歴 ==

=== 建造経緯 ===
仮称第59号駆逐艦(初春)は佐世保工廠1931年(昭和6年)5月14日に起工〔#艦船要目照会初春p.4『(略)電報 驅逐艦(假稱五九)五月十四日午前八時當府工廠ニ於テ起工ス』〕〔#艦船要目公表範囲(昭和12年12月1日)p.4『初春|一等駆逐艦|(艦要目略)|佐世保工廠|6-5-14|8-2-27|8-9-30|(艦装備略)』〕。
1932年(昭和7年)8月1日、初春型駆逐艦3隻にそれぞれ初春・子日・若葉の艦名が与えられる〔〔。同日附で二等巡洋艦最上型最上三隈#達昭和7年8月p.7『達第百五號 艦艇製造費ヲ以テ昭和六年度ニ於テ建造ニ着手ノ二等巡洋艦二隻ニ左ノ通命名セラル|昭和七年八月一日 海軍大臣岡田啓介|呉海軍工廠ニ於テ建造 八千五百噸級巡洋艦 最上モガミ|三菱長崎造船所ニ於テ建造 八千五百噸級巡洋艦 三隈ミクマ』〕〔#海軍制度沿革(巻8、1940)p.203『◎二等巡洋艦最上及三隈命名ノ件』〕、千鳥型水雷艇2隻に千鳥と真鶴、夏島型敷設艇夏島等の艦名が通達された〔〔。
「初春」は1933年(昭和8年)2月27日に進水〔〔『○驅逐艦進水 佐世保海軍工廠ニ於テ建造ノ驅逐艦初春去月二十七日午前十時進水セリ』〕。
5月1日、日本海軍は峯風型駆逐艦15番艦「沼風」駆逐艦長田原吉興少佐を、初春艤装員長に任命する〔昭和8年5月2日(火)官報第1897号。国立国会図書館デジタルコレクション  p.9〕。
5月11日、艤装員事務所を設置〔『○事務所設置 驅逐艦初春艤装員事務所ヲ佐世保海軍工廠内ニ設置シ本月十一日ヨリ事務ヲ開始セリ』〕。
7月1日、田原艤装員長は制式に初春駆逐艦長(初代)となる〔昭和8年7月3日(月)官報第1950号。国立国会図書館デジタルコレクション  p.6〕。
9月22日、初春艤装員事務所を撤去〔『○事務所撤去 驅逐艦初春艤装員事務所ヲ佐世保海軍工廠内ニ設置中ノ處本月二十二日撤去セリ』〕。
9月30日竣工した〔。これは初春型2番艦「子日」と同日附の竣工である〔#艦船要目公表範囲(昭和12年12月1日)p.4『子日|一等駆逐艦|(艦要目略)|浦賀船渠會社|6-12-15|7-12-22|〃(8-9-30)|(艦装備略)』〕。
本艦は日本の駆逐艦として初めて、魚雷次発装填装置を設けた〔#駆逐艦戦隊111頁〕。初春型と白露型の分類は難しく、当初は有明型駆逐艦が類別されたり、また一般に対し白露型(3番艦村雨、5番艦春雨、6番艦五月雨)が初春型最新鋭艦として紹介されたこともあった〔#ポケット海軍年鑑(1937)p.46『一等驅逐艦"子日 ねのひ" 全長102.96米、幅9.94米、平均喫水2.67米で、雲級雪級等の特型驅逐艦よりは一廻り艦型が小さく、月級に準ずるものであるが最新設計の新鋭驅逐艦である。同型艦に"初春 はつはる" "若葉 わかば" "初霜 はつしも" "有明 ありあけ" "夕暮 ゆふぐれ"の諸艦がある。更にそれにつゞいて "白露 しらつゆ" "夕立 ゆふだち" "時雨 しぐれ" "村雨 むらさめ" "五月雨 さみだれ" "春雨 はるさめ"等は排水量は同じく1,368頓であるが魚雷発射管が8門(四聯装)になつてゐる。昭和十一年末現在では村雨まで竣工してゐた。一等驅逐艦合計七十席98,837頓である。第二次補充計畫で目下建造中の諸艦は"朝潮" "大潮" "満潮" "荒潮" "夏雲" "山風" "江風" "海風" "涼風"の諸艦がある。』〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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